東京都文京区の整体「心身バランス整体アルボル」の下田武志です。

「四十肩で腕を上げると痛みがある」という悩みで来られた方がいます。

初めて来院されたのは4カ月ほど前です。

ちょうど40歳になったと同時に四十肩になってしまったようです。

ネタとしては面白いけど、痛みを抱えた本人にとっては笑い事ではありませんよね。

初回の施術で方は上がりやすくなり、痛みも軽くなりました。

まだ全快というわけではなかったので、何度か通うことに。

この方は、野口整体の活元運動なども経験したことあるということでした。

野口整体というのは、自然療法としての整体の原型のような療法で、ただ手を当てるだけで不調を治癒させたりするような、なかなかマニアックな整体です。

活元運動というのは、身体が勝手に動き出して、その動きが身体を整えて癒しや治癒が起こるという、ちょっと不思議な運動。

そういった経験があったからか、当院で施術を受けるとすぐに身体が反応しはじめ、首や肩がビクビクと動き出しました。

かなりの疲れやストレスを溜め込んでいて、身体がそれを解放しようとしているときにこういう反応が出ます。

それもあって、当院の整体が「身体の治癒力を引き出して根本的に改善してくれそうだ」と実感してくれたようです。

習慣の中に原因が潜んでいる

四十肩以外にも慢性的な肩こりや首のコリ、倦怠感、日中の眠気なども気になっていたようで、できればそれらも根本的に改善したいということでした。

ただ、この方は仕事でのストレスが非常に強いようで、それが身体のバランスや機能を狂わせているようでした。

毎日のように身体を痛めるようなことが、身体の内側で繰り返されていたわけです。

以前は野口整体の施術を受けて、活元運動も定期的にやっていたけど、結局はその場での治癒という域からは脱せられていない、ということを本人も感じていたようです。

当院で行っている「マインドフル整体」で、根本的な改善ができると感じてくれたようで、しばらく定期的に通われることになりました。

しかし、途中で「どうしてもセルフ整体がうまくできない」と悲観的になったり、肩の痛みが再発してしまい、「やっぱり治らないのでは?」と不安になったりもしました。

同じようにセルフ整体に取り組んでいたリ、痛みが出た場合も、それに対する「捉え方」は人それぞれです。

そういった物事に対する「反応」の積み重ねの結果が、現在の身体の状態です。

ご本人も、それに気づけるようになってきました。

普段の身体の使い方、姿勢、思考、感情などの習慣、その人の「生き方」が身体の状態を作っているわけです。

だから、「整体で治してもらおう」という考えで、自分自身の習慣を変えなければ、そのうちまた同じような症状を抱えることになるのは目に見えています。

習慣を変えるための整体

しかし、この「習慣を変える」ということが簡単ではないのです。

マインドフル整体は、本人が自分の習慣に気付き、それを改めるきっかけを作ります。

施術を受けた結果「一回で痛みが無くなった」ということは起こりますが、それは本当の目的ではありません。

でも、「改善できるんだ!」という希望を持ってもらうこと、「痛いところだけが原因じゃない」ということに気付いてもらうことも、その方の「習慣」や「生き方」を見直すきっかけにはなり得ます。

この方の場合は、仕事の性質上どうしても人間関係のストレスを受けやすいので、毎日降りかかるストレスを受け流せる習慣を身に付けることが一つの課題です。

そのために、マインドフル整体をマスターする特別なプログラムに取り組んでいます。

「習慣を変えないといけない」といったことを言うと、「とにかく治してくれればいい」という考えの方は、「面倒くさい」「自分には合わない」と感じて、離れていかれることもあります。

でも、そのほうが良いですよね。

経営のことを考えると、以前は「どんな人でも来てほしい」という気持ちもありましたが、今は、当院のコンセプトに共感してくれる方だけが来てくれればいいと思えるようになりました。

そのほうが、お互いに時間もお金も無駄にせずに済みます。

「当院の整体が人の人生を変える」なんて、大げさなことを言うつもりはありません。

ただ、アルボルを選んでくれた方が、心身共に少しでも生きやすくなるきっかけを与えられるよう、一人一人と真剣に向き合うことを大事にしたいと思っています。