文京区の整体「心身バランス整体」の下田武志です。

外向性、内向性とは?

1年ほど前から「内向性と外向性」という人間の「気質」の違いについて色々勉強しています。

僕自身が自分の内向性の強さで悩んできた人間なので、自分の内向性をどう強みにできるかという研究が主な目的です。

ちなみに、内向性、外向性の違いは、「外からの刺激に対する反応の違い」で、「外向的=明るい」「内向的=内気」というわけではありません。

外向型の人は、外部からの多くの刺激を得ることでエネルギーを得るので、常に多くの人と関わることを好み、社交的で、アクティブに行動することを好みます。

内向型の人は、自分の内的な活動によってエネルギーを得るので、どちらかというと狭く深い人間関係を好み、社交の場よりも静かでクリエイティブな活動を好みます。

 

気質による脳内活動の違い

●ドーパミンに対する感受性の違い

脳内の主な神経伝達物質のひとつに「ドーパミン」があります。

ドーパミンは、「快感や多幸感を得る」「意欲を作ったり感じたりする」「運動調節に関連する」などの機能を担う脳内ホルモンです。

外向型の人はドーパミンに対する感受性が比較的低く、よって、快感を感じるためにはより多くのドーパミンを必要とします。

だから、常に外部からの刺激をたくさん受けてドーパミンをバンバン出し続けようとするのです。

これに比べて内向型の人は、ドーパミンに対する感受性が強く、少しの刺激で十分に幸福感が得られるため、静かな活動の方が程よい幸福感が得られ、逆に、刺激が多くなるとストレスに感じてしまいます。

●自律神経への影響

自律神経はドーパミンの供給が増えると交感神経優位になります。

ですので、外向型の人は比較的交感神経優位、つまり興奮状態でいることを好むということです。

内向型の脳は「アセチルコリン」という穏やかな生命維持のための脳内物質が支配しています。

そのため、副交感神経が優位なリラックス状態を保とうとします。

●脳の活動部位の違い

また、両者では脳の脳の使い方も異なっています。

外向型の人は「視覚 聴覚 触覚 味覚」といったシンプルな感覚活動をつかさどる部分がより活性化しているのに対し、内向型の脳は「記憶 解決 計画 思考」といった複雑な活動をつかさどる部分がより活性化しているということが分かっています。

 

気質の違いが健康に影響する?

これらのデータを見ると、人の資質の違いが、その人健康状態にも大きな影響を与えていることが想像できませんか?

例えば、外向型の人は多くの刺激を求めすぎるため、身体に負荷をかけるようなことをやり続けてしまったり、身体を壊し始めていることに気付きにくかったりします。

刺激には強いのですが、それが仇になって健康を害してしまう可能性もあるということです。

内向型の人は穏やかで平和な生活を好むので、穏やかに長生きしやすい傾向にあります。

ただ、刺激に対する耐性が低く、同じ刺激でもストレスも感じやすい内向型人間は、外向的な環境の中で生きざるを得ない場合は、外向型人間よりも体を壊しやすくもあります。

内向型人間にとっての大きな問題のひとつが、今の世の中の多くが「外向型向け」の価値観で動いているということです。

そんな「外向型向け」の社会に合わせて生き続けていれば当然、内向型人間の身体は壊れ、心も病んでいくでしょう。

過去の僕がそうなったように。

当院に来られるクライアントさんは、僕に似たタイプの方が多いみたいですね(笑)

 

痛みに敏感な内向型人間

また、内向型人間の方が痛みに弱い傾向にあります。

痛みも「刺激」ですので、内向型人間は少しの痛みでストレスを感じ、そのストレスが痛みの閾値を下げ、より痛みを感じやすくなるという悪循環に陥ります。

※「閾値(いきち)」というのは「許容量」のこと。痛みに対する閾値が下がると、同じ刺激でも痛みをより強く感じるようになります。

じゃあ、外向型人間は健康でいやすいのか? と言うと、そうとも言い切れません。

外向型はある意味「健康」を重視しない人種とも言えるからです。

実際に、外向型人間の方が内向型人間と比べて、突然の病に倒れることが多く、短命であるという研究データもあるようです。

 

結局「自分らしく」が一番!

結論としては、外向的な人も内向的な人も、自分の気質を理解して、自分に合った生き方をすることが健康の秘訣、ということです。

外向的な人は、たくさんの人と関わり、チャレンジ、行動して、どんどんドーパミンを出しましょう。

その代わり、時々自分の体や心をいたわって、ケアすることも忘れないように。

内向的な人は、一人の時間や少数の深い人間関係を大事にすることで、穏やかで内的な幸福感を育みましょう。

ペースが遅くて社交的になれない自分を責めたり、無理に外向的になろうとすることはやめましょう。

 

自分の気質は一生のパートナー?

「性格」は経験などによってある程度変化しますが、「内向型、外向型」といった「気質」は先天性のもので、一生ついて回るようです。

自分がどんな風に考え、感じ、反応し、行動しているのか?

自分を客観的に観察することで、自分の気質は見えてきます。

ただ、自分に対しての「思い込み」が強い場合もあるので、一度思い込みを外して観察することを意識して見てください。

「マインドフル整体」で感覚を磨くと、自分を客観視しやすくなります。

「不調や痛みが自分の気質に関係あるかもしれない」という方は一度ご相談ください。

解決策を提供できる可能性はあります。

お問い合わせフォーム

 

内向的な人への健康アドバイス

最後に、僕自身が内向型人間なので、同じような内向的な人に対して一言!

外向型価値観に流されず、一人の時間を大事にしながら、丁寧に、穏やかに、マニアックに生きましょう。

そうすればあなたは、いつも幸福感に満たされながら、健康に長生きできるでしょう。

 

外向型、内向型については、たくさんの研究者が書籍を出していますが、今日の内容は主に、マーティ・O・レイニー著「内向型を強みにする」を参考にしました。

けっこう読みやすい本なので、興味のある人は読んでみてくださいね。

▼「内向型を強みにする」マーティ・O・レイニー
http://amzn.asia/i1DPsEo