文京区「心身バランス整体アルボル」の下田武志です。

膝痛、O脚に悩む60代の女性

2週間ほど膝痛で来院されたSさんの症例です。

Sさんは69歳の女性ですが、とても元気な方で歩くのが大好き。

15年くらい前に足首をケガしてから、時々膝の痛みが出始めました。

時々痛みが出ては消えるという繰り返しだったので、湿布を張ったりしてやり過ごしていたそうです。

しかし、4年前くらいから両膝に痛みが出始め、整骨院や整形外科で治療を受けても、なかなか改善されなくなったということです。

当院については、5年前の開業当時に配っていたチラシを見て、気にはなっていたそうですが、どんなところかもよくわからないので、敬遠していたそうです。

今回、両ひざの痛みが強くなり、歩くのも困難になってしまったので、ワラにもすがる思いで当院に電話をくれたようです。

根本改善には時間と覚悟が必要!

Sさんの脚は典型的なO脚で、足を閉じても膝の間に僕のこぶしが入るくらいの隙間がありました。

若いころからずっとO脚だったというので、もともと骨格のバランスに問題があり、長年膝に負担をかけ続けてきたのでしょう。

膝や足の調整だけでなく、身体全体のバランスの修正が必要です。

根本的な改善にはちょっと時間がかかる、ということをお伝えしましたが、「それで良くなるなら、ぜひ通いたい」ということでしたので、計画的にやっていくことにしました。

先週までに、すでに3回来院されて施術をしました。

Sさんの年齢や今の身体の状態を考えると、当院で通常やっているような、「一か所の施術で身体全体を整える」というやり方よりも、股関節と骨盤の調整、背骨と肩甲骨の調整、そして足首と脛、膝の調整という感じで、順を追ってやっていくことにしました。

膝の痛みが減らない原因は?

Sさんは、身体のクセは強いですが、とても元気で回復力もあります。

施術に対する身体の反応も良く、本の数回の施術で、見た目にも姿勢が良くなり、少しずつO脚も改善されてきました。

もうすでに、膝の隙間に僕の拳は入らなくなっています。

ただ、肝心の膝の痛みはまだ残っていて、来院されるたびに最初に出てくるのが「まだ痛いんです」という言葉。

色々話を聞いてみると、毎日、痛みを我慢しながらかなりの距離を歩いていることが分かりました。

初診の時に一応、痛みが出るようなことは控えるようにと伝えてはいました。

でも本人としては、「動いて鍛えたほうが早く良くなる」という思いこみを持っていました。

そして、元々歩くのが大好きなので、どうしても痛くても歩こうとしてしまうのです。

歩くこと自体は悪いことではありませんが、状況によります。

適切な施術+セルフケア+生活習慣

身体のバランスがある程度修正されて、もう少し膝への負担が減ってからでなければ、歩けば歩くほど、再び膝を歪め、痛みを強くすることになります。

ですので、Sさんには、改めて「しばらくは歩くことを控えるように」ということを念押ししました。

歩くことが大好きな方に、「歩くな」というのは、僕としても非常に心苦しい。

でも、無理して歩き続けたら、時期に膝に限界がきて、本当に歩けなくなります。

Sさんの身体は回復力があるので、ある程度時間をかければ、痛みなく歩けるくらいまでは回復できます。

かと言って、ずっと家で動かなくなるのも体を固めて、回復力を落とす原因になります。

セルフ整体や、膝に負担をかけない運動をいくつかお伝えして、2~3カ月は歩くことを減らしていただくことにしました。

それでも、「駅までの15分くらいは歩いても良いですよね」と、「歩かない生活はあり得ない」くらいの様子だったので、「痛みが出るようなら、それ以上は歩かないでください」と伝えました。

一日でも早く、普通に歩けるようになりたいということなので、施術と合わせて、毎日のセルフケア、姿勢や身体の使い方も変えるための、特別なプログラムで計画的にやっていくことにしました。

目標は、今年中には楽に歩けるようになること。

Sさんは本気です。

そして、僕を信用してくれているので、僕もそれに応えないわけにはいきません。

数週間後には、きっと良い報告ができると思います。