下田武志 1978年 広島生まれ
趣味:旅行・絵画・歌・武術
略歴
27歳で会社を退職した後、5年間にわたり放浪しながら、世界各国で体や心について学ぶ。
2011年に出会った「瞑想法」の実践の中で、身体と心を統合する現在の整体法の基本概念にたどり着く。
2012年、文京区の自宅サロンで整体師として開業。
延べ5000人以上の体と心のケアに携わる中で、既存の治療法や解剖学といった枠にとらわれない独自の理論と手技を構築。
「他で改善できなかった」と訴える不定愁訴や慢性症状を持つ患者の9割以上を数回、数カ月で改善させる、という実績を出すことで徐々に信頼と紹介を増やし、隠れた繁盛院となる。
2013年、娘を出産をきっかけに、妊娠中、産後の方の整体、セルフケア指導にも力を入れ始める。
長年続く「慢性症状」の根本改善と、妊娠中、産後の女性の体と心のケアを専門とし、「治療や薬に依存しない健康づくり」のため、施術だけでなく、セルフ整体の指導にも力を入れている。
影響を受けた手技や理論、哲学など
野口整体(野口晴哉)
活元運動、愉気法、体癖論など、独自の概念や方法論を用いた操法や哲学
操体法(橋本敬三)
仙台の医師が生んだ、気持ち良く歪みが整う、ちょっと不思議な療法
三軸修正法(池上六郎)
人間の体と意識、自然法則や宇宙との調和を目指す概念と実践法
イネイト活性療法(豊田竜大)
脳と体の繋がりを調整することで体の治癒力を蘇らせる療法
HSKキネシオロジー(Dr.本間)
筋肉反射から原因や改善法を導き出し心身のバランスを整える健康法
TMS理論(ジョン・E・サーノ)
身体の痛みと心理的ストレスや感情とを関連付けて考える疼痛理論
その他 古武術 ヨガ ビパッサナー瞑想 等
自己紹介
私が整体師をやっている理由
「心身バランス整体アルボル」院長、下田武志が整体師として開業するに至った経緯と、この仕事にかける「思い」を綴っています。
ちょっと長い文章ですが、当院や院長について、少しでも興味を持っていただいた方は、この先を読んでいただければと思います。
体も心も「不自由」でした
私が、整体師として開業する以前に「5年間、世界各国を放浪していた」という話をすると、多くの人が「自由人なんですね」と言われます。
でも、実際は、
放浪時代の私は、心身共に「不自由」そのものでした。
今思い出しても、胃が痛くなるくらい「体」も「心」もガンジガラメでした。
痛みは「子供の頃」から始まっていた
子供のころからいつも、体のどこかに痛みを抱えていました。
中学生の時に「椎間板ヘルニア」と診断され、それから15年間、腰痛に悩まされました。
首痛、膝痛、肩の痛みなどもありましたが、医者に行っても治療院に行っても改善できず。
マッサージ、鍼灸、カイロ、気功、整体など、色々試しましたが、結局、根本的には解決はできませんでした。
年々体が重くなり、痛みが増していくのを感じていました。
「歳のせい」で片付けるには、若すぎる年齢でした。
他にも、子供のころからアレルギーや冷え、便秘、下痢等にも悩んでいました。
「痛み止め」と「咳止め」が常備薬でした。
その頃は、自分は元々体の弱い人間なのだと思っていましたが、、、
体調不良の原因は「心」にあった
実は、原因は自分の「心」にあったのだと、今はわかります。
精神的なストレスが、それらの痛みや体調不良の大きな要因となっていたのです。
自分に自信がありませんでした
私は、極端に自己肯定感の低い人間でした。
「ありのままの自分では認めてもらえない」
「もっと努力しなければ、もっと結果を出さなければ、自分には価値が無い」
そんな強迫観念に駆られて、いつも他人の顔色をうかがいながら、自分を追い詰めていました。
だから、スポーツでも自分の能力以上の結果を出したくて、体を酷使し、故障ばかりを繰り返していました。
そして、その故障を克服するために、さらに無理なトレーニングをして、余計に身体を痛めつけていたのです。
その時は、それが正しいと思っていました。
しかし、そうやって自分の身体を酷使した結果は、自分に自信がつくどころか、更に自信を無くし、心も体もボロボロにしただけでした。
社会人になってからも、そんなことを繰り返しました。
その結果、27歳の時に精神的にも肉体的にも限界を感じ、務めていた会社を突然退職し、現実から逃げ出すように放浪の旅に出かけたのです。
放浪の目的は「現実逃避」?「修行」?
放浪を始めた最初の目的は、単なる「現実逃避」です。
「とにかく苦しみやしがらみから逃げ出したい」という一心でした。
旅を初めて、確かに自由を感じた部分もありました。
でも、痛みと不調だらけの体で、自分に自身が無く、やりたいこともわからないといった状態だった私にとっては、ゆっくりと旅を楽むといった余裕もありませんでした。
結果的には、あの5年間は、体と心の問題を克服するための「修行の旅」になりました。
旅の中で、たくさんのことを学び、たくさんの出会いがあり、自分自身と向き合うことをしました。
アブノーマルな経験!?
旅の中では、怪しげなセラピーとか、あまり人には言えないようなことにもチャレンジしたり、経験もしました。
そして、その中で徐々に体や心の痛みや束縛を解放することができました。
今は、腰痛を含めた体の痛みは、ほとんどすべて克服し、精神的にも楽になりました。
もちろん、まだ完璧の体だとは言えないし、心の安定した良い人間になれたわけでもありません。
一般的に見るとだいぶ偏った、ネクラな人間だと思います(笑)。
でも、かなり楽になりました。
とにかく、
「完璧でない自分を、そのまま好きでいられる」
「昔のように劣等感からではなく、向上心から努力ができる」
そういう自分になれています。
一応、結婚しているし、一児の父親です。
(妻からは、「夫らしさも、父親らしさもない!」と言われますし、自分でもそう思います(笑))
人に役立つ喜び
そして今は、そうやって苦しんできた経験と、それを克服するために学んだ知識やスキルを同じように苦しんでいる人を救うために
役立てることができます。
辛い症状を抱えて僕の整体を受けに来られた方を見て、話を聞いて、私も一緒に辛くなってしまうことがあります。
過去の自分を追体験している気持になってしまうからです。
でも、今の私には、その苦しみから救ってあげられる知識とスキルがあります。
全てを解決できるわけではありませんが、少なくとも「仕方がない」とあきらめかけていた人に希望を与え、自分の生活や考え方、生き方を見直すきっかけを与えることはできると思っています。
何年も治療院や病院に通い続けても良くならなくて諦めかけていた方が、
「アルボルに来て解消された」
「良くなっている実感があり、希望を取り戻した」
と、喜んでいるのを見ると、すごく満たされた気持ちになります。
整体は私の「ライフワーク」
もっとたくさんの人を苦しみから救い出すためには、「常に学ぶ」ということが欠かせません。
現在も日々、体や心について学び、臨床の場や、自分自身の体を動かしながら研究しています。
これは、私の「仕事」であり、「趣味」であり、「ライフワーク」でもあります。
毎日そんなことばかり考えています。
傍から見ると、かなりで変わった人間だと思います。
でも、今はそれが楽しくて仕方がないのです。
半分は自己満足かもしれませんが、それが誰かの役にも立つということは、やはり嬉しいですね。
痛みに悩んでいる時は、とにかく辛くて、そんな自分の運命を恨んだりもしましたが、今となっては、感謝すらしています。
これを読んでくれているあなたと出会えるチャンスがあれば、(ここには書けないような)具体的な経験の内容や実際に痛みや苦しみから抜け出すための方法やスキルも、惜しみなくお伝えさせていただきたいと思います。
腰痛や肩こりがきっかけで来られた方が、その痛みと、改善のプロセスの中で、もっと自分を大事にできるようになったり、もっと自分らしく生きられるようになるきっかけを与えられる。
そんな整体師でありたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
心身バランス整体アルボル院長
下田武志